#4548 バドミントンのトレーニングメニュー May 23, 2021

 ハンドルネーム・カバディさんと中高生のテニス部について投稿欄で議論しました。軟式テニスはダサいから硬式テニスにしたらいかがというわたしの提案へ、いやいやそうではない、成長期の中学生にとっては軟式テニスの方が向いているというご意見です。硬式だと身体の故障を起こすことが懸念されます。プロになる選手なら高校でも硬式テニスは当然だが、プロを目指さずテニスを楽しむなら、軟式もまたヨシということ。もっともなご意見ですね。全面的に賛同いたします。(笑)
 光洋中学校も根室高校もテニスコートは4面あるので、1面くらい硬式テニスに利用してもよさそうだなと思います。硬式テニスの方が都会の匂いがします。(笑)

 議論の詳細は「#4546」の投稿欄を参照していただくとして、今回の目的はバドミントンの優れたトレーニングメニューを紹介することです。首都圏で長年に渡って市民クラブを主宰して来られたkoderaさんのブログを紹介します。メニューごとに具体的な回数や時間、達成目標を明示したメニューです。
 2015年6月に根室を訪れて、啓雲中学校のバド部にトレーニングの仕方を伝授してくれたことがありました。弊ブログ「#3066」と「#4243」に記録してあります。

 バド部の人なら、小寺さんのブログを読んだだけでトレーニングの仕方が理解できるでしょう。小寺さんのこのブログにはバドのトレーニング法について他にも記事があります。興味のある人は彼のブログの中を検索してみてください。
*まずは基本の反復 - バドミントンが拓くあなたの未来 (goo.ne.jp)
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 バドの試合に勝つにも相撲と同じ、心技体。何が欠けても勝てません。練習でできたことが、勝ちたい、チャンスと思うと力が入りミスします。努力の効果が自分と周囲に分からなければバドが上手くなっていません。
 上達し易い基礎練習を自分に課しましょう。毎日15分でも同じ練習をすれば1週間で上手くなります。試合で一番大事なのがサーブです。プロもサーブで試合が決まります。練習は別ですが、試合でネットに引っ掛けてはいけません。
 まずサーブ練習です。壁からメジャーで床を量り、ネットとサービスラインの距離を確認します。その位置から30から50センチ下がり、バックショートサーブをします。この時、目標に壁に的を貼ります。
 的は5センチの円を中央に書いた10センチ四方の紙。中心はネットの高さから5センチほど。足の位置は並行でも右足前でも、腕は前に伸ばすか伸ばさず胸の前でも結構です。連続してサーブし、自分に合うフォームを固めます。
 サーブに色々な打ち方があります。まず一つフォームを固めましょう。毎日50球1週間練習すれば当たるようになり、10球中9球命中するのが目標です。それができたら切って飛ばすバックサーブ、ショートのクロスを練習します。
 1か月程度でサーブは上手くなるでしょう。次が壁打ちです。レシーブ力を高めます。膝を曲げ、姿勢よくかがみます。まずできるだけバックで跳ね上げ、100回連続が目標です。これも1か月ほどで目標を達成できるでしょう
 バック打ちの目標が達成できたら、少し後ろに立ち、正面とバック側はバックで返し、フォア側はできるだけバック持ちのままフォアースイングします。フォアースイングは面を作り、当てる意識を強く遅いスイングで結構です。
 フォアーに持ち替える余裕のある緩い高い球ならグリップを持ち替え、速くスイングします。20回ほど連続で、10回連続でフォアまたはバック持ちでフォア側を返せたら既にレシーブが上手くなりました。
 以上の練習を15分で3つやれるまでしましょう。次にスタミナアップ練習です。1週間に2回以上、ジャンプスイングとフットワーク練習かランニング、15分で十分です。半年続けたら、市民クラブに必要なスタミナが付きます。
 スタミナがついたら、15分でランニングと技の練習をします。週に2日はフットワーク練習と技の練習。さらにスタミナがついたら、フットワーク後に短距離のランニング。技の練習だけは雨でもして1年。バドを楽しめます。
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 トレーニングメニューは実に大事なことなのです。わたしはビリヤードではセミプロクラスの腕前ですが、基礎トレーニングメニューとセミプロ用のトレーニングノートをもっています。ビリヤードの国体があったとしたら、3年間で根室高校生を国体出場できるチームに育てられます。一流のプロに教えていただいたトレーニングノートがあるからです。アーティステックビリヤード世界2位の町田正選手のお父さんとスリークッション世界チャンピオンの小林先生です。わたしは子どもの頃昭和天皇のビリヤードコーチだった吉岡先生の技も毎年自分の眼で見て育ちました。札幌からラシャの張替えにいらっしゃっいましたから。トシボーと呼ばれてました。高校を卒業した翌年に札幌駅前通りを歩いていたら「トシ坊」と声がするので誰かなと思ったら、吉岡先生でした。ライオンズクラブで献血活動のお手伝いをされてました。「献血していけ」と言われ、「はい!」と返事して彼女を待たせて献血しました。駅前通りの左側のビルの五階に「白馬」というすてきなビリヤード店を経営していました。狸小路にビリヤード用品の卸の店ももっていました。

 ビリヤードで一流のプロの基礎トレーニングメニューを知っているから、柔道指導者の山下氏のいうことも、小寺次男さんのバドミントンの基礎トレーニングの解説も腑に落ちるんです。
 種目は違いますが、みなさん同じことを説明しています。


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この記事へのコメント

2021年05月24日 17:31
恐縮です。
 楽しく70までバドミントンを続けられる練習法です。最初が肝心だと思います。
 一番の利点は勉強の邪魔にならず気分転換です。私は大学受験の夏休みに水泳を毎日200メートルゆっくり泳ぎました。眠気覚ましでした。
 秋から春は、野球を大学しようと思っていたので、徒歩数分の成城学園の運動場に夕方に走って行き、30球ほど壁投げをしました。
 壁投げはプロ級に狙ったところに行ったのですが、精神力がなく、マウンドに上がったらストライクが入らず、野球を断念しました。でもエースになる目標があったので、受験勉強を独学でできました。
 勉強ができるようになる秘訣も計画と思います。計画を作り、気分転換で短時間スポーツする。でも私のこの記事はプロを養成するバドが上手くなるトレーニングではありません。大学で楽しくクラブを続け、勉強するためです。
 このバドのメニューは私がパソコンとバドで交換講義をしたインカレ優勝者が教えてくれました。私は全くのヘボの弟子のままでした。肥満防止で始めたバドでした。
 彼女は大学4年でバドを捨て、大手銀行の女子総合職1期生で就職。でも女性の地位と日本会計の将来を悲観して1年アメリカ留学し、国際会計の資格を取り、日本に帰国し会計事務所に努めました。ebisu先生と話が合う人ですよ。
 今は旦那様と会計事務所を開いています。まさに文武両道の人でした。娘も息子もコーチをしてもらいましたが、数回だけでした。2人もプロ級のコーチの指導を続けていたら上手くなったと思います。
 2人のバドは憂さ晴らしと健康のためです。35年ほど2人も続けています。素人レベルではそこそこの腕でしょう。今は昔ほど動けなくなりましたが。
2021年05月25日 00:46
badmintonmusumeさん
野球だけでなく、受験勉強の合間に毎日200m泳いでいたことがあるのですね。
適度に体を動かすと、勉強の方もはかどります。東大野球部時代にマウンドへ上がって緊張でコントロールが効かなくなって断念したのですか。野球が好きでもそのマウンドに立てる人はとっても稀です。マウンドへ上がっただけでも、ハッピーですね。
中学時代から始めたストレッチはいつの間にかヨガとなって、ビリヤードの店番と併せて、根室高校卒業まで毎日適度に体を動かせました。家業に感謝です。身体を適度に動かすことと勉学は、後者の方にいい影響が出るのだということ、貴兄の投稿を読んでよくわかります。

バド仲間の国際会計人の女性、ユニークな経歴ですね。
わたしは学部生の時代に日本の会計学に愛想をつかして、経済学へ専攻を替えましたが、仕事は会計学と重なる複合分野が多かったから、たしかに話が合いそうですね。

田舎にいたら首都圏のバドファンがどのような考えで、どのようなトレーニングメニュを考案してやっているのか、情報を得るのは、よほど主体的に探索しないと得られません。つてがないのです。
根室の中高生のバドファンが参考にして、それぞれに適するものに消化して利用してくれたらうれしい。

貴兄のご協力に感謝申し上げます。
ありがとうございます。